デスノートmusical 見ました
- カタリテ
- 2月18日
- 読了時間: 4分
タイトルの通り、念願のデスミュを見ることができました。
改めて配信を見直して、こんなこと思ってたなぁなんてことを思い返しながら。
ずっと見たかったデスノートのミュが見られるぞーー!と非常にウキウキ気分だったんですが、見た一番の感想は、ミュージカルは「死神と人間」の物語なんだなというものでした。
レムからミサへの愛と、リュークと月の関係性が物語の根本で、あとは周囲の人間が月にどのような願いや感情を抱いているのか。
ミュージカルは感情的な部分を強調することで曲が映えるので、やっぱりそうなると粧裕ちゃんや総一郎の月への感情や、月くん自身の「キラになる」切欠が現在の正義への不信感。という部分にシフトしていくんだなと。これはミュージカルならではの原作の解釈で、原作には非常に薄い要素だからこそ、とても新鮮な気分で見られました。
特にレムが監禁されるミサを哀れむシーンのあたりは、原作よりもずっと長い時間をかけて表現されていたので、第二幕は本当に「ミサとレム」の物語だったなぁと。
あと、序盤のリュークと月のやりとりが、原作だと絶対にない感じで面白かった。仲いいなお前ら……。
あと、今回、リューク役が初演で月役を演じた浦井さんだったので、ラストのシーンが見方によってはちょっと意味が変わってきて、そこも非常に面白かったです。
レムとは正反対で、人間に一切思い入れのないリュークが、もう飽きたと月の名前をノートに書いた。
という本来の流れの他に、デスノートを使ったことで死神になった元月が、結局は自分と同じ結末を辿った現月、および世界の決められたシナリオに飽きて、現月の名前をノートに書いた。みたいな風にも思えて、再演だからこその面白さがありました。
一方で、やっぱりミュージカルにするからには頭脳戦は向かない、あるいは表現しても映えないと判断されたのか、Lと月の対決はわりとふんわり寄りだったのが、惜しいといえば惜しいかったんですけど、でもその代わりに曲が最高でしたね…!
ミュージカルのシナリオだけだと「ヤツの中へ」や「最期の時」って、この二人にそんな熱い要素あったか…?ってなるんですけど、でも原作(というよりアニメ)のことを考えるとこの二曲ってまさにLと月の関係性を現わしている曲すぎて…。
初演のCDだけは前から持っていて、この二曲はずっと聞いていたんですけど、今回そこに映像がついたのを初めて見られてめちゃ良かったです…。
「まるで今、世界に二人だ」って……なんだお前ら、米津玄師の「JANE DOE」みたいな歌詞歌いやがって……!
でもまさに、Lと月の戦いって「お前のことしか考えられない」だったから……。
あと、特に「最期の時」のLの歌詞にある「まだ見えないか何が残るかを~」から始まる部分が本当に好きで……。私を殺したところで、お前が満たされることはない。私という好敵手を失って、お前のゲームは虚しさだけが残る。
ってLは訴えかけているのに、勝利を確信した月は、お前が死ねば僕が待ち望んだ日々がやっと来るんだ!って嬉しそうなところが……。
本当に、Lと月の関係すぎて……。二部の月を彷彿とさせる…。
以下、余談。
デスノート、メディアミックスそれぞれで色んな魅力がありますけど、ミュージカルもとても楽しかったです。なので本当にいつでも配信を見られるようにしてほしい…。今回、めでたく二週間くらい配信してくれましたけど、結局円盤は発売しないのかな…。
デスノートって原作漫画系だとミュージカルになるのがかなり早かったので、いわゆる2.5次元ミュージカルとは曲の雰囲気も構成も売り方もかなり違うため、2.5慣れしてる身からすると「円盤が出ない……!?!?!!?」って存在を知った時から衝撃的でした。
それを言うとキャスティングも2.5寄りではなく古典?ミュージカル寄りで、メインキャストだとLだけ唯一2.5もけっこうされている方でしたね。というかキャスト発表の時に三浦さんの名前が出てきて真っ先に「髭切役の人がL役を?!」って思いました。
(これは刀ミュオタクの戯言なんですが、三浦さんはバレエをしており動きが非常に優雅だと髭切の時にも話題になったのですが、今回はLだから活かす場所ないかなぁと思ったらテニスシーンで見事に華麗な動きをしていてさすが~~~!と思いました。あと歌が上手い~~~~髭切単騎頑張ってください。)
こういう違いを見ると、もしも今、デスノートがミュージカルになっていたらもっと2.5次元寄りになっていたんだろうな、なんてことを考えます。多分、BL人気を鑑みて、もっとLと月のシーンメインで、原作再現寄り。且つ、商業的に二部もやってそう。でも原作再現をしようとしすぎてキャストさん方がアニメ通りのキャラを演じる感じになる(2.5ではよくある)のは嫌だな~~~と思うので、そういう意味では10年前にミュージカル化してくれて個人的には良かったのかも。

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