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カタリテ

デスノオンリーに参加しました

2024.3.17 死神へ捧げる鎮魂歌

春コミ内のデスノートプチオンリーに参加してきました!


久しぶりのビッグサイト、相変わらず圧倒的だぜ……。

とてもいい天気で、最高気温が20度だったので、お昼ごろは会場内とても暑かったです。



当日のスペースの様子。

ポスターの印刷を間違ったせいで中間で途切れているのはナイショ。


噂によると10年ぶりのオンリーらしく、参加サークルも30以上ありました。

好きな方々にお会いできて差し入れできたり、新刊と無配を出せたり、たくさん新刊を購入できたりして本当に最高の一日でした!

あと、デスノ展でぬいが出たおかげか、各スペースでお着換えしたぬい達が居たりして、頒布のお手伝いしているみたいで可愛かったです。



これは差し入れのアメちゃんを巡って繰り広げられた仁義なき戦い




また、差し入れをくださった方々、大変ありがとうございました!

現在進行形で美味しくいただいています&使わせていただいております。

デスノの概念を感じるものが多くて、このセンスを見習いたい~~~!!!




 

新刊について


元々、時間的に新刊を出すのは厳しいかな……と思っていたので、今回新刊が出せたのが自分でも一番驚きです。

プロットの段階でどうしようかなぁと悩む部分が多かったのですが、書きながらまとまっていく部分が多くて、普段の書き方とはまったく違う感覚でした。

というわけで、以下に新刊の設定とか裏話とかを覚えている内に載せておきます。




「HOW TO KILL KIRA」


・本来、このお話はニアに敗北後、ノートを燃やされたことによってキラの記憶を失った月くんが、ニアの作った誰の目も声も届かない独房の中で「どうすれば僕と竜崎はキラに勝つことができたんだろうか」と、手錠生活時代のIFを考えている。その「もしも」のお話である。と、最後に明かされるお話の予定でした。独房でニアに「何を考えて過ごしているんですか?」と尋ねられ、月くんが自嘲的な表情で「別に、何も。こんな退屈な環境だと、無駄なことばかり考えてしまうな」と言う、みたいな。ただ、それだとせっかくのイベントの新刊なのに救いが無さ過ぎるなぁというのと、そもそも白月だとレムの存在を知らない(忘れちゃう)から、L殺しの真相に辿りつけないのでは?という理由で、現在の形になりました。


・どうしたらLと夜神月はキラに勝てたのかと考えた時、一番は月くんが「自分がキラであったという前提で推理を完遂できなかった」が理由なのかなと思いました。Lに催促されて自分がキラだった前提で推理をした部分もあったけど、やっぱり最後の最後まで自分がキラだったとは認めなかったのでは……。なのでとにかく月くんに「自分がキラだった」と認めさせるために、Lに色々と精神的な気遣いをしてもらいました。月くんのことが好きになったL、人間関係が不得意ながらも頑張って月くんを気遣う。みたいなのがとても性癖です。なので今回のLは、月くんが眠れていないな……って気づいてから二時間くらいなんて声をかけるべきか考えて、ようやく声をかけた。みたいな個人的好き裏設定があります。


・どうやって「レムはミサに肩入れしている」という点を二人に推理させるかが、本当に悩みました。ミサ監禁時に死神はミサを殺さなかった→死神はキラではなくミサの味方。だけでは確証が少ない……。だったら、ミサが火口がキラだと気づけたのはあまりにも都合が良すぎるのではないかと疑問に思い、月くんがキラとしての記憶を取り戻したフリをしてミサにどうやったのか聞く。そこでレムがミサのことを大切に思っていることを知る。みたいなルートも考えたんですが、白月くんは「女性のそういう感情を利用するのはできない」って言ってたしなぁ……。と、ミサ拘束された月くんが目覚めるあたりを書いている時まで悩んでいたのですが、そういえば今のLだったらミサの監禁映像見ればレム見えるじゃん!Aキラ編でテレビに映った死神が見えたってことはノートに触ったことがあれば映像媒体でも死神確認できるじゃん!みたいに気付いた時にはとても興奮しました。


・最終的な落としどころをどうするかについて。プロットの段階では「レムに自分の命を犠牲にLを殺させると推理を披露する→レムがL達の味方になってくれる」みたいに雑なことだけ決めていたんですが、書いている途中で「そもそもミサが助からないならレムはたとえキラの計画が分かってもLを殺すし、Lが死んだ後絶対に月はデスノートに触れて記憶取り戻すよな?」と気付いて、どうしよう……と悩みました。あとそもそも、Lって月くんの処遇についてどうすることを望むだろう……恋愛感情を抱いていたとしても見逃しはしないよなぁ……ヤンデレ時空なら死んだことにして監禁もあり。月くんが居なければキラは存在しなかったけど、同時に月くんが居たから解決できたから、秘密裏に自分のところにおいでって誘うかな。アイバーとかも犯罪者だけど自分に役立つという理由で見逃しているし。月くんも「牢獄は嫌だ」って命乞いしてたし、白月くんも同じ考え……いやでも白月くんは自分の中の正義のためにキラ=自分に罰を望むよなぁ……等々。ただこの部分も、レムにミサを見逃せと脅させることで「最終的に自分の推理が合っていて、キラが未来永劫再び現れないならよし」とするLと、「たとえ法を超越するとしても、キラのような犯罪者が裁かれないなんて許されない」とする月くんとで、二人の考えの違いを表せるのと同時に、月くんの考えこそがまさにキラの思想だな。みたいに書けたので、とても満足度が高いです。両者とも遵法精神は無いけれど、方向性が違う。


・このお話の月くんは、Lの誘い通りにLの元で手伝いを始めるようになると思うんですが、しばらくは自分がキラだった事実に魘されていそう。でも結局、夜神月はどこまでも精神力が強すぎるので、自殺することもなく、最終的にはLの元で世界中の事件を解決することが、自分なりの罪滅ぼし。みたいに考えて、自分の中の精神の均衡を保つと思います。Lは月くんが社会的に罰を受けないことを何も思わない。なぜならキラ事件は自分の推理通りで、もうこの世にデスノートは存在しないので、Lの中でのキラ事件はそれで終わり。ワタリはLを支える存在が増えて一安心。ニアとメロは突然湧いて出た新しい後継者候補に、お前は何者だと興味(主にニア)と嫉妬(主にメロ)ましましで月くんに探りを入れてくるんですが、多分色々と面倒になったLが「私の配偶者です」と紹介すると思います。配偶者なら仕方ない。L月、いっぱい結婚してくれ。


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