10月31日にあったL月webオンリーに参加しました!
初めてwebオンリーというものに参加したんですが、非常に楽しかったです…。
一日に摂取していいL月を超過してなんか、めっちゃ、興奮しました……。
そしてこれから薄い本が届くと思うと……しばらく生きていけそうです。
そしてチャットのやり方がよく分からず、ほんの少ししか会話できなかったのが本当に心残りで……好きな人に直接好きですと言いたかった。
そして今回、L月オンリーに合わせて会場特別展示ということで「From L to L」というお話を書きました。
以下、そのお話の裏話的というか、書きたかったことみたいなやつです。
後書きというか小ネタ解説みたいなの
・Lお誕生日おめでとうネタという名の、L勝利ルートでLが夜神月の幻影に囚われてほしい&アニメ版でLは自分が死んだ後の月のことを思って足を拭いたというやつの夜神月版がやりたかった、二人の立ち位置逆転版が書きたくて書いたお話でした!
・とにかくアニメ版の『死ぬ間際にLの幻影を見てしまうほど、Lに囚われていた夜神月』と『自分の死を予期した時、自分が居なくなった後の夜神月を心配していたL』がめちゃくちゃ好きで(これが公式なんだから本当にデスノアニメってすごいよね!!!!)、これ二人の立場が逆でも同じことするんだろうな…たのむからLにも夜神月の幻影を死ぬまで覚えていてほしいし、月くんも自分が死ぬ前、それか死んだ後には自分の真実を伝えることがあってもいいよね…というので出来上がったのが、今回のお話です。
・あと、プロット段階ではあくまでLがニアメロ総一郎と話す&Lが真相に気付いて手紙を受け取るだけだったんですけど、書いている途中にLチェンの小説版を読んで、挿絵の『生きているLに、死んだキラがデスノートを託している』ように見えるobt先生の絵を見て、たしかに月くん、自分の死が絶対に避けられないものだって分かったら、自分以外に正しくデスノートを使える人間なんていないと考えて、でもLなら間違いなくデスノートを処分してくれると信じて、Lにデスノート託すやん……!となって、それ以外のシーンが追加されました。おかげで月くん側の心境も書けて本当によかった……。
・Lは自分のことを人間的な感情のないというか、友情なんて感じ取れない『嘘つきオバケ』だと、リライトでキラ捜査する前は考えていたけど、それが変化したのが月くんと出会って、自分が死ぬと察知した時だった(だから最後に、月くんの行く末を案じながら足を拭いた)と思うんですけど、もしもLがキラに勝利していたらその発想には至らず自分の心を内省するチャンスがなかったから相変わらず『自分は人間的な感情が存在しない、人間のふりをした嘘つきオバケ』という認識だったんだろうな。
・一方で、月くんは原作ではLに勝った=Lを殺してしまったので、自分で唯一無二の相手を殺してしまったことに対して精神的なショックを感じても、キラとして前に進まないといけない。つまり自分の心を内省するチャンスが無かったので、幻影としてしかLを見ることが出来なかった。でも、死ぬ間際に自分を迎えにきて欲しいほどにLが特別だった。そんな月くんが、自分が間違いなく死ぬとなった時、ようやく自分の心を内省して、自分にとってLは唯一の相手だったと認めて、自分が死んだ後のLのことを考えて誕生日をお祝いしてあげようと思うのでは。あと、Lが自分の面会や処刑に立ち会わないと知ったら、とても悔しがってなにがなんでも自分のことを永遠に覚えていさせようと思うんですよね。負けず嫌いなので。なので、Lが自分のゲームに乗っても乗らなくても、Lが自分のこと忘れないようにしそう…。なので、二つの手紙を用意するのでは…!が、最後の二通の手紙でした。
・っていう二人から、『本心では月に生きていてほしいが為に、目が曇ってキラが死んでいる可能性に気付けない世界の切り札L』と『自分にとってLが唯一だと認めて、たとえLにとって自分が唯一ではない可能性があってもいいから、自分の真実を手紙に残す負けず嫌いなキラ』を考えて、今回の話になりました。今までの自分の核を成していた部分を自分で否定したり、自分が負けだって認めてもいいから真実を残したり。
・基本タイトル決めるの苦手なんですけど、今回のタイトルはもうこれしかねぇな!!!って真っ先に決まりました。わりとタイトル先行で作った感もある。『ライトからLへ』『嘘つきから敗者へ』『最後の友達からLへ』の三段階で活用できた!個人的なこだわりは『嘘つきから敗者へ』で、Lはたしかに事実としてキラを処刑できなかった敗者なんですけど、月はどこが嘘つきかっていえば、一見すると自分が生きているという嘘をついていたから……にも見えるけど、手紙を書いていた時の月本人としては、自分の本心(Lのことを唯一だと認めていた)を隠して書いた手紙だったから、あの手紙の差出人としては嘘つきだった、みたいな。
・新刊で出したリトライ・ライフがとにかく二人の仲悪いけどえっちもするしハッピーエンド!みたいな奴だったので、会場展示はしんどい話でもええやろ!とか思ってこんな感じの内容になりました。L月はどっちも楽しめるからすごい。
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